リングサイドで取材していると、たまにセコンドの人が「蹴れ」というべきところを「蹴ろ」と叫んでいることがあります。
「蹴ろ!蹴ろ!蹴ろ!」と連呼して、カエルの大合唱みたいになってしまうこともありますね。
文法は間違いだけど、感情が熱くなってストレートに出ている感じがして、わりと好きなフレーズです。
ただひょっとすると、どこかの方言ではアリなのかな?

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「蹴ろ」といえば、ケロちゃんこと田中秀和リングアナ。別に関係ないんですが、なんとなく載せてみたくなりました。シュートボクシングのS-CUPで撮影。
ところでシュートボクシングって、判定決着のアナウンスのとき、なんで「判定により○○選手の判定勝ちです」って、判定ということを二重に発表するんだろう? 判定以外で判定決着になることってあるのだろうか?
(こう自分で書いてても何か混乱してきた…)
2008-11-30 15:32 この記事だけ表示   |  コメント 4
 毎日のように会見や試合の取材のために外出する僕たち記者にとって、ノートパソコンは必需品ですが、一般的なノートパソコンは「帯に短しタスキに長し」という感じで中途半端です。別にスペックはたいしたのはいらないから、バッテリーが長持ちして、持ち運びが楽で、しかも起動も早い(これ重要)機種があればと思うんですが、最近は皆無といっていい状況です。

 そんな中、ちょっと面白いパソコン、のようなものが登場しました。文具メーカーのキングジムが作ったテキスト入力ツール「ポメラ」です。詳しくはITメディアの記事をご覧いただきたいのですが、「折りたたみ式キーボードと4インチのモノクロVGA液晶画面を搭載。入力できるデータはテキスト(TXT形式)のみ」「起動時間は電源を入れてから約2秒で、単四形アルカリ乾電池2本による20時間の連続駆動が可能」と、なかなか興味がそそられます。

 でも、「本体メモリは128キロバイトで、本体内に1ファイル8000文字、合計6ファイル4万8000文字を保存できる」だそうで、このメモリ大容量時代にしては、ちょっと少なすぎな気も。データのやりとりも「USBポート(mini B)やmicroSDスロットを搭載しており、USBケーブルやmicroSDカード経由」と、ネットは使えないんですね。

 これで定価は2万7300円。うーん、競合機種が無いとはいえ、電子辞書程度のスペックなのにこれはいい値段をつけすぎでは? この値段をつけるぐらいなら、僕も以前愛用していたモバイルギアのように、Windows CE程度のパソコンとしての機能をつけて、メールもWebも使えるようにしてもらいたいものです。

 まあ、NECにぜひともこの機会に、IIで終わったモバイルギアのシリーズのIIIを登場させて欲しい次第。II当時並の機能でもいいから、USB端子、SSDスロットをつけて、今流行りのネットブックの一回り下のスペックを狙えば、結構売れる気がするんだけどなぁ。モバイルギアが出てた当時はカシオや日立や富士通もそういったハンドヘルドPCを色々出してましたね。当時はそんなに売れなかったけど、ネットブックが売れるこのご時世なら、いける気がします。
2008-10-31 19:46 この記事だけ表示   |  コメント 0
 8/6と7に開催されたサマフェス!!で、「格闘王国ミニLIVE in サマフェス!!'08」と題し、女子のMMAとグラップリングの5試合行われました。バウレビの記事に載せなかった写真で、イベントの雰囲気を味わってください。


 サマフェス会場はこんな感じでリングとステージが並んでました。音楽も聞こえつつ、試合を眺め、代々木公園の緑の空気とビールを味わう、いいですねぇ。


 ステージはヒップホップの人たちが多かったです。


 近くの陸橋の上からも試合が見られます。ご覧の通り雨雲さんがいつでも夕立OKとばかりに見下ろしていてドキドキしました。


 リングの脇では、ウィラサクレック・フェアテックスジムのみなさんがキッチンカーでタイ料理を販売していました。M-1ムエタイチャレンジの興行でもタイ料理の屋台が出ますが、メシもセットでタイの雰囲気も楽しめるのがM-1の魅力なんですよね。他のプロモーターも、こういう遊び心は見習って欲しいなあと思います。


 キッチンカーの中にはウィラサクレック会長。笑顔がステキです。


 小寺選手とSACHI選手の試合は一進一退で楽しかったです。初めて女子の試合を見た人も、魅力をいちばん味わえた試合じゃないでしょうか。体が柔らかい女子だからこそできる試合も多いんですよね。ただまあ、グラップリングの試合は、視界を遮るロープ無しで見たかったです。


 お約束ラウンドガール1枚。


 リングの脇で選手がスタンバイしますが、赤コーナーも青コーナーも同じ場所です。この距離感と空気感も悪くはありません。右半分がT-BLOOD軍団です。石田選手の大声のアドバイスも代々木の夜に響きました。


 で、入場曲がかかると、恒例のダンスを見せるT-BLOODの森藤選手。お客さんを盛り上げていました。こういうのは大事ですねぇ。


 18時50分頃になるとかなり日も暮れました。小雨もパラパラ。かなり蒸し暑かったのですが、集中して戦っていた選手たちはエライ!
2008-08-09 15:32 この記事だけ表示   |  コメント 4
 1年前の記事では、全盛期の輝きを失ったサムゴーの姿を嘆いたが、6月の山本優弥戦、そして7月26日の山内裕太郎と、ムエタイの恐ろしさや底力を感じさせてくれるいい試合を続けてくれている。
 圧倒的な強さという点では、若いワンロップや先日のNJKFに上がったサンティパーブといった選手の放つ輝きにはかなわない。けど、今のサムゴーのような、ピンチを一気にチャンスに変える肘打ち、スネが割れても蹴り続ける左ミドル、殴られてフラフラになっても泥臭く組み付いていく様も、「勝ちたい」という執念に満ちていて、不思議な魅力がある。
 ひょっとすると、ライト級で圧倒的な強さを発揮していた時代よりも、簡単に勝てなくなった今のほうが、「勝ちたい」という執念は強いんじゃないだろうか。

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 山内との試合後、かつてサムゴーに完膚なきまでにやられた小林聡GMが、勝者の山内よりも先にサムゴーの健闘を讃えた。つい最近まで現役選手だったGM。末期は若い選手相手に負けが込むようになり、屈辱を味わった。でもクサらずに「勝ちたい」という執念を燃やし、前向きに戦い続けた。数年前の自分と今のサムゴーにダブる部分を感じ、サムゴーを素直に讃えたくなったのだろうか。
2008-07-30 13:22 この記事だけ表示   |  コメント 4
 あぁ、やっぱり魔裟斗はスゲエなぁ…、と、前回のエントリーでも書いた、「AKASAKA FIGHT FESTIVAL」の魔裟斗の公開練習を取材を終えて心地よい気持ちになっていると(その時の様子はバウレビの記事でチェック!)、第2部のDREAMのイベントとのインターバルに、DREAMのラウンドガール(DREAMガールズというらしいです)が登場。その2人のうち1人を見ると、なぜかメガネをかけてます。ということでとっさにパシャリ。
 
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 僕も大小問わず無数の大会でラウンドガールを見ていますが、メガネをかけたラウンドガールはちょっと記憶に無いですねぇ。この娘は普段のDREAMの大会のときでもメガネをかけているのでしょうか。あるようで無かったけど、きっと需要(?)は高いであろう、メガネとラウンドガールの組み合わせでした。
 
 もう一人の娘もきれいに撮れたので載せておきます。
 
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 7/21のDREAM.5大阪大会のチケットはイープラスさんでも販売中です!
2008-07-02 20:33 この記事だけ表示   |  コメント 4
 K-1 MAXとDREAMの無料イベント「AKASAKA FIGHT FESTIVAL」が、中継局のTBSのお膝元、赤坂サカスのSacas広場で、6/30(月)〜7/6(日)の1週間開催されます。

 バウレビ本誌でも記事にしたとおり、連日選手が出席しての公開記者会見や公開練習が行われ、土曜は特番の公開収録、試合もやる等、なかなか盛りだくさんの内容なんですが、その中でも一番のおすすめは、ズバリ言って7月1日(火)18:00〜19:00の魔裟斗選手の公開練習です。

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 海賊版でも1年前に記事にしましたが、魔裟斗選手は試合前には必ず1回、三軒茶屋のシルバーウルフジムで、実戦さながらのスパーリングをだいたい3R見せてくれます。大きめのグローブやレガースを付けている以外は、試合とほとんど変わりません。パンチもキックもガンガン当てます。記者の間でも、終わった後に「いいもん見れたな〜」と感嘆の声が上がるほどで、なかなかそういった公開練習はありません。

 もっとも、今回はいつものジムとは勝手が違いますから、全て同じような感じにはならないでしょうが、谷川プロデューサーによると「魔裟斗選手はいつも道場でやっているような練習をやると言っている」そうですので、期待してみていいんじゃないでしょうか。今回はドラゴ戦ですから、よりアグレッシブなスパーリングが見られるかもしれません。

 あと、その同じ日の直後には青木選手をはじめとしたPRIDE系のDREAMファイター、翌日の水曜には大月選手ら60kgの選手とユースの選手、木曜には魔裟斗選手のライバルの佐藤・城戸、DREAMの宇野・所選手が公開練習をやるようです。日にちによってはかなり選手の人数が多いので、時間の都合上、みんなが濃い練習を見せられないかとは思いますが、魔裟斗が凄い内容で公開練習をやったら、それを伝え聞いた佐藤・城戸選手あたりは特に、刺激を受けて気合いの入った公開練習を見せても不思議じゃないですよね。その辺の波及効果も、フェスティバル全体の盛り上がりを左右するんじゃないかと思います。

 このフェス自体、1週間も色々企画を立ててやることは過去に例が無かったですから、音楽業界でフジロックが始まってから産業構造が変化したように、ひょっとすると格闘技の伝え方・見せ方の新機軸になるんじゃないかといった点でも、僕はちょっと注目しています。
2008-06-30 13:57 この記事だけ表示   |  コメント 3
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 去年の暮れから、「WARP」という男性ファッション誌の「PLAYFORD VS」というコーナーで、僕がコラムを担当しています。

 これは同名の格闘アパレルブランドが、毎回1人のファイターを見開き2ページで紹介するコーナーです。ディレクター、CGデザイナー、カメラマン、スタイリストさん達との共同作業です。僕がチームに加わってから、バダ・ハリ、ジョシュ・バーネット、宇野薫、佐藤ルミナ、吉田秀彦、青木真也という、凄い顔ぶれの取材をさせてもらいました。

 ファイターを紹介する文章は、これまでばうれびでも専門誌でも山ほど書きましたが、PLAYFORD VSだと、格闘技を全然知らないか、普段そんなに見ない人が対象です。選手やイベントの予備知識はゼロか、ほとんど無いことも想定しないといけない上、文字数も限られています。「この選手の何が凄い?何が個性?」ということを、簡潔でいてインパクトの残る形で紹介しないといけないので、脳味噌の中でもいつもと違う場所を駆使する感じです。

 でも、それまで当たり前のように見ていた選手について、改めてその魅力の原点は何かということを考え直したり、違う角度から掘り下げるきっかけになるので刺激的です。インタビューでも凄くプリミティブなことを聞くんですが、知ってるようで知らないその選手の内面が見えることもしょっちゅうです。

 文章も、自分でもこれまで思いつきもしなかったようなフレーズでその選手を表現することで、ディレクターさんやデザイナーさんが意外なアイデアやデザインを返してきたりと、ジャムセッションのような化学反応が起こる楽しさもあります。シンガーソングライターがアイドルに詩や曲を提供する時、普段とは違う作風が出るのにも似ているかもしれません。

 6/24に出た最新号は青木選手の記事です。ショーケンが表紙の雑誌を見つけたら手に取ってみてください。デニム特集や付録の女の子モデルのDVD目当てでも結構ですよ。

・WARP→http://www.twj.to/warp/
・PALYFORD→http://www.playford.jp/
2008-06-26 19:43 この記事だけ表示   |  コメント 4
 先日、CS放送のスカイ・Aをつけていると、ボクシング中継で耳なじみのある選手の名前が聞こえてきた。

 橋本平馬。

 平馬という名前は珍しいから記憶に残っていたのだろう。解説者はこの選手を昨年のボクシング全日本新人王で、元々総合の修斗をやっていたと話す。

 そこでファイツスパイラルのデータを見てみると、02〜04年にパラエストラ東京所属でプロ修斗に上がり、北沢大会で3戦やって全て負けていた選手だとわかった。

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 しかし負けた相手が凄い。現ウェルター級世界王者の中蔵隆志、修斗で新人王を取り後にDEEP王者になった帯谷信弘、中蔵とも環太平洋王座を争った遠藤雄介。みんなその後大成している選手だ。中蔵と橋本は揃ってデビュー戦対決(上の写真はそのときのもの)。帯谷とは揃って2戦目。遠藤にとって橋本はプロ修斗デビュー戦の相手だった。

 この日の中継された後楽園ホールでの試合では、最終6ラウンドにいいのをもらってピンチに陥ったが、中盤ラウンドにポイントを稼いだことが活き、かろうじてドローに持ち込むことができた。

 BoxRecを調べると、プロボクサーの橋本平馬は戦績8戦6勝(2KO)2分とまだ負けが無い。プロ修斗での3連敗が、ボクシングでの無敗の糧になっているのだろうか。思えば修斗で戦った3人とも、スタイルは違えどパンチを得意としていた。

 たまたまだが最近、志田幹、井口攝、渡辺久江といった総合格闘技の第一線で活躍した選手たちが次々と辞めて行った。総合で培った経験や、味わった苦しみや楽しみが、これからの人生でも生きてくれればいいなと、ふと思った。
2008-06-07 23:18 この記事だけ表示   |  コメント 5
 UFCが日本のテレビ局で放送されなくなってから、早いもので1年が経った。
 ほぼ同時期にPRIDEが休止。トップ選手の多くがUFCに移籍し、間違いなく世界最高水準の総合格闘技が見られるのはPRIDEからUFCに変わったのだが、その試合が日本のテレビでは見られない。
 UFCのネット放送やDVD、あるいは違法の動画で見る人もいるだろうが、やはり少数派だろう。

 専門誌にも記事が載っているが、動く映像の迫力に勝るものは無い。
 試合経過や選手のコメントはわかる。でもその過程のディテールはレポートや写真では十分拾いきれない。
 入場からの選手やセコンドの動き、場内のアナウンスや音響、現場の観客の熱狂ぶり etc..

 UFCの持つ魅力の一つに、イベント、スポーツとしての「洗練度」がある。
 なんでUFCは見ていて心地いいんだろう? でも、専門誌の記事じゃ今ひとつ伝わってこないなあと思っていたら、ニューヨーク在住でバウレビUSAのシュウ・ヒラタさんがご自身のブログで、心地よさを生み出すシステムを明かしてくれるような記事を書いた。

 シュウさんは先日のUFCでの吉田善行選手の、現地到着から試合終了後までの「無駄のないオペレーション」と、それでいて「稼げる」システムについて、事細かに順を追って記している。

シュウの寝言  May 29th, 2008 - 取りあえず」より引用/>
プロモーターとかスポンサーが控え室にきて選手と話をする訳でもないですし、別に入場式とかはないんでリハがある訳でもないですし、ほんと、選手はきて試合をする。そしてギャラ貰って帰る、なんです。
そうです、試合後もコミッションのドクターが控え室まできてドクター・チェック。
そしてその後にギャランティと勝利賞ボーナスの小切手を二枚貰って、尿検査して、あとはもう帰っていいです、なんですよ。
だから、あれ、今日はダナ・ホワイトきてるんかいな?という感じなんです。
</引用終わり>

 日本の大小問わず各団体でも、個別の要素ではUFCと似ている部分はある。
 しかしあくまで個別でしか似ていないから、競技性とエンターテインメント&収益性の両方を、バランス良く発揮することができていない。
 UFCはその両方を実現し、その相乗効果で莫大な富と最高の競技水準を生み出している。

 何がUFCでは足りていて、何が日本の団体には足りないのだろう?
 …いや、この言い方だけじゃ足りない。
 何がUFCでは削り落とされ、何が日本の団体ではトゥー・マッチなのだろう?

 どうしても悪い状況では足し算の発想で考えがちだが、引き算の発想も大事だと思う。
 そして、UFCは何の価値観を基準に足し算、引き算をしているのかを読み解かないといけない。

 シュウさんのブログの某選手の言葉で、「もうこれは格闘技じゃなくてプロ・スポーツだ!」というのがあったが、この言葉が読み解く上の鍵になるだろう。
2008-05-31 16:37 この記事だけ表示   |  コメント 5
 かねてからの念願だったバウレビのリニューアルが、18日にようやくできました。
 日々の取材や記事掲載等の合間に、リニューアルの準備を少しずつ進め、ようやく公開できる段階になりました。
 もっと完成度を高めてから公開することも考えましたが、公開してからも改良がしやすいシステムですし、みなさんの反響も取り入れて改良していくほうが効果的と考え、改良の余地を残しつつ公開した次第です。

 今回のリニューアルは、ウェブで見えない内側のベース部分も含めたリニューアルです。
 Macを使ったことがある人なら、OSが9からXに変わった時といった説明がわかりやすいと思います。
 最初は若干とっつきにくい部分があっても、バージョンを重ねるごとにかゆいところに手が届くようになり、潜在力が少しずつ発揮されます。
 リニューアルは一時的なものではなく継続的なものです。
 OS Xのような心地よいシステムになるよう、今後磨いていき、MacでのiPodやiTunesのような革新的なサービスを生み出すのを夢見て頑張って行きます。

 リニューアルの裏話とかも、これからこのブログで少しずつ書いていきたいと思います。
2008-05-26 15:06 この記事だけ表示   |  コメント 0
 
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