金網の圧迫感[井原芳徳]

 先週の土曜は、ディファ有明にケージフォースの取材に行きました。

 ケージフォースといえば金網です。UFCと比べても少し円周が小さく、柱が高いですから、圧迫感は上だと思います。
 第1試合は、吉田善行選手のパンチを浴び、金網に追い詰められて焦りと恐怖が顔に露骨に出ている井上克也選手の写真を、バウレビに載せました。
 

 
 第2試合は、キム・インソク選手を金網際に寝かせて、僕の目の前で高橋渉選手が必死で殴り続ける姿を掲載しました。
 

 
 どっちの場面も僕のすぐ近いところで起こったので、圧迫感が生々しく伝わってきました。幸い写真もうまいこと撮れたので、今回の記事では、試合自体の描写に留まらず、圧迫感をうまく表現してみようと意識しました。
 

 
 このウマハノフ選手の鉄槌を打っている写真も、彼が元ロシア軍特殊作戦部隊にいたということもあって、金網が背景にあるだけで、市街地戦の匂いがプンプンするんですよねぇ。昨年亡くなられた週刊ファイトの井上義啓元編集長が言うところの『殺し』を、ハリトーノフ選手以上に持っている選手かもしれません。ウマハノフ選手の右のグローブを、ナイフと想像するのです。金網で逃げ道をふさぐ戦術は、特殊作戦部隊仕込みのものでしょうか。
 

 
 菊地昭選手の試合の写真は、菊地選手の顔の映りがいまいちなので、ボツにすることも考えましたが、鮮血の赤、白いマット、金網の黒、ローリンズ選手のパンツの迷彩色が、これまた市街地戦の匂いを醸し出していたので、思い切って使ってみました。

 「ばうれび海賊版」はその名のとおり、本来アウトテイク中心で載せるコーナーなんですが、ケージフォースの記事をまだ見ていない人をターゲットに、あえて誌面に載せた写真を転用してみました。

 この大会の模様は、テレビ東京にて3月24日(土)夕方の16:00〜17:15に放映されます。知らない選手がたくさん出る大会だからと敬遠せず、ぜひ一度、和製金網大会の圧迫感を味わってみて下さい。選手のレベルも高いので、もちろん技も見応え十分です。総合の新たな魅力を発見できることでしょう。



2007-03-23 11:13 この記事だけ表示   |  コメント 0

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