60年代カバーの名アルバム[井原芳徳]

 たまには気楽な話題で。最近、事務所で息抜きの時によく聞いてたCDを紹介します。マシュー・スウィートとスザンナ・ホフスのデュエット・アルバム「アンダーカバー Vol.1」です。

 これは90年代前半に「ガールフレンド」というヒット曲を出したマシューと、80年代にヒット曲を連発した元バングルスのスザンナが、60年代のロックの(隠れた)名曲をカバーしたアルバムです。ピーター・バラカンさんの番組で紹介され、一発で気に入りました。
 こういうアルバムは、下手すると単なるナツメロ大会か、マニアックに走りすぎるか、いずれにせよ自己満足に陥る危険性があるのですが、二人の選曲と歌唱力、マシューの演奏力がキワキワのラインを維持しており、最近のミュージシャンが60年代風の新曲を作ったような、みずみずしさで満ちているのです。

 特にいいのは、ザ・フーの「The kids are alright」、ビートルズの「And your bird can sing」、ニール・ヤングの「Cinnamon girl」、ビーチボーイズの「The warms of the sun」あたりでしょうか。
 フーのこの曲は、原曲も無茶苦茶有名でカッコよくて、このカバーもほとんどそのまんまのアレンジなんですけど、二人がハモって唄うと妙に新鮮。ビートルズの曲はBメロの二人の掛け合いが心地よい。この曲のリフって、ビートルズのいろんな曲の中でもかなり好きな箇所です。高校時代に聞いたユニコーンの「素晴らしい日々」の元ネタだと知ったのは、ずっと後でした。
 このビートルズの曲もそうですけど、「シナモン・ガール」もマシューのギターのカッコ良さが再確認できる曲です。ビーチボーイズの曲は、マシューの一人多重録音コーラスが、山下達郎もビックリするぐらいの完コピでして、マシューの多才ぶりを際だたせます。
 マシューの魅力は、大衆性を維持したカッコいいオタク性とでもいいましょうか。そういえば若かった頃は、うる星やつらのラムちゃんのタトゥーを腕に入れてることで話題になりましたね。格闘技界でいえばジョシュ・バーネットに似た存在かもしれません。

 「アンダーカバー Vol.1」の日本盤はトレジャーミュージックという会社から出ています。原盤のHPマイスペースでじっくり試聴できますよ。
 



2006-12-02 11:21 この記事だけ表示   |  コメント 0

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