日本の話題もいいけれど…[井原芳徳]

 サッカーのワールドカップが佳境を迎えている。
 日本代表が予選敗退したとたんに、日本国内の報道は後任監督や中田英寿の引退の話題中心となり、肝心の決勝トーナメントへの世間の関心はさほど感じられない。
 サッカーの醍醐味を存分に示す素晴らしい試合が繰り広げられているのだから、決勝トーナメントに一般の人たちの興味を向けさせるために、後任や引退といった人事は決勝が終わってからにするよう規制できないものだろうか?
 別に個々の人事にの善し悪しを言いたいわけじゃない。僕もそれらの話題には興味がある。ただ、どうも日本の当事者たちは、そういったことまで意識が回らないままアクションを起こしてしまっている気がする。
 プロ野球でも去年は、日本シリーズ中だというのに村上ファンドの阪神株買収の話題のほうが盛り上がってしまった。そのせいで阪神が日本シリーズで惨敗したというのは、ファンのこじつけにすぎないが…。

 格闘技の場合、PRIDE GPで日本勢がベスト8で全滅しても注目度がさほど落ちていないようだ。K-1 MAXでは、去年も今年もブアカーオとサワーの決勝戦になったが、魔裟斗応援シートの空席はほとんど無かった。
 とはいえ、それもPRIDEとK-1が日本発のイベントだからであって、いまだにUFC等の海外のトップレベルの大会への関心は薄い。だが最近、アメリカではUFCの人気を受け、新興の大会が増えており、ちょっとしたバブル状態。PRIDEの榊原代表もアメリカのプロモーターからの引き抜きに対する脅威を口にするようになった。
 もし日本でなじみの選手たちがアメリカに大量流出し、海外でばかり好カードが組まれるようになっても、日本のファンはどれだけその動向に興味を持ち続けるだろうか? バウレビもそれに合わせてどう変化すべきか、今のうちに考えておく必要がありそうだ。



2006-07-07 13:38 この記事だけ表示
 
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