職人の選択[井原芳徳]

“足関十段”今成正和選手がブログを休止しました。ハマってたmixiも辞めたとのこと。
2日のPRIDE武士道の直前に倒れ入院し、今は退院しましたが、そのことが生活を見つめ直すきっかけになったようです。

4月13日の最後のメッセージには、「また日記をはじめるかも」と書かれていましたが、ブログは既に閉鎖しています。ですが最後のメッセージは、彼の格闘技に賭ける気持ちが端的に現れた興味深い内容でしたので、誠に勝手ながら、資料として残すため、全文をそのまま転載させていただきます。

お詫び

遅くなってしまいましたが、PRIDE武士道 体調不良のため欠場してしまいました。ファンの皆様、パルバー選手、関係者の方々 本当にすいませんでした。

勝手ながらこの日記をやめます。理由は自分はプロ格闘家なので練習をして試合に出るのが仕事です。今回試合に出れなかった=仕事出来てない。で、インターネットやるのやめます。刺激が多すぎる。体に悪い=不健康=試合出来ない=意味ない。インターネットが全ての原因ではないけど少なからずあると思います。勝手な理由かもしれませんが、自分が強くなるために決めた事です。あたたかいコメントたくさんいただいて、嬉しかったです。ありがとうございました。余裕のある男になったらまた日記をはじめるかもしれません。その時はよろしくお願いします。

ブログは1年前ぐらいから一気に普及し、ばうれび海賊版もそのうちの一つですが、多くの格闘家や業界関係者がやっています。
始めたはいいものの飽きてあまり更新しなくなくなり、開店休業状態のブログもあります。
ですが、大卒→警官で閉鎖した青木真也選手の特例を除き、自ら明確に休止を表明し、休みに入った選手は、おそらくメジャーな選手では今成選手が初めてではないかと思います。

今成ファンの知人が残念がってましたが、「何かを得るためには何かを捨てなくてはいけないのは世の常」と理解し納得していました。
足関だけじゃなく腕関も得意な今成選手ですが、それでも“足関十段”のニックネームがキングダム時代からPRIDE時代の今も変わらないのは、その4文字の印象強さもさることながら、職人肌な性格にピッタリなことが大きいと思います。
職人・達人の道を極めるため、時には大胆に何かを捨てる。
無為の境地、って言い方もありますが、そこにまた一歩、今成選手は近づいたのかもしれません。
既にDEEPやJ-NETの会場には出没しているとのこと。復帰戦が待ち遠しいです。



2006-04-17 18:41 この記事だけ表示
 
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