「格クリ」で超強くなった選手たち[井原芳徳]

 既にコメント欄には登場しましたが、今年初のエントリーです。
 遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。

 暮れのエントリーの内容から少し変わり、結局正月は、元旦に休み初詣も済ませるというスケジュールに。大みそかのPRIDEの記事を書いたのは3日と4日でした。PRIDEは全部の取材が終わって会場を出たのは11時過ぎ。山手線の駅で年を明けましたが例年のような慌ただしさは無く、比較的穏やかな正月を過ごすことができました。

 聖地・後楽園ホールへの「初詣」となった4日の全日本キックは、山本元気ら新鋭によるフェザー〜ライト級の3階級タイトルマッチが目玉でした。バウレビの記事でも書いたように、フレッシュな顔ぶれながらも会場は超満員。タイトル戦の6選手のはつらつとした動きと高い技術と個性は、最近人気の女子フィギュアスケートとダブるものがあります。これから彼らももっと人気出ますよ!

 その5日後はJ-NETWORK後楽園大会。数あるキック団体の中でも、特に他団体やフリーのジムの選手を多く上げている団体です。去年は4団体のバンタム級王者&トップランカーによる8人トーナメント「マッハ55」が盛り上がり、団体エースでライト級王者の西山誠人選手も「他団体王者狩りツアー」を敢行。積極的に外部の選手と戦い多くの話題を提供してくれました。

 さてこの日、西山選手はメインでNJKFライト級1位の山本雅美選手に圧勝したのですが、打たれ強い山本選手を攻めた際、右肘が水ぶくれしてしまいました。
 控室でその肘を見つめているのは、4日の全日本キックでスーパーフェザー級王者となった石川直生選手(冒頭写真で肘を見せてるのが彼)。
 彼はそのタイトル戦でなんと右肘打ちで対戦相手の額の頭蓋骨を陥没させてドクターストップ勝ちをおさめました。最近の肘有りの試合では右肘で3連勝。西山選手も数々の強豪を肘で攻略してきた選手で、いわば「肘を知る男」同士が肘を見つめている絵となります。

 なぜ石川選手が他団体の西山選手の控室に訪れたかというと、二人は水道橋の「格闘クリニック」の練習仲間だからです。
 「格クリ」は“やる側”格闘技ドクターの二重作拓也さん(冒頭写真の前列左端)が主宰するクリニックであり、団体や流派を越えた技術交流の場。
 格クリもブログがあり、そのサブタイトルが「超強くなりたいみんなの格闘技課外活動、全記録。」となってますが、まさに選手たちにとって所属ジムが正規の授業なら、格クリは課外授業という感じ。特にこの両選手は去年から格クリに通いだすと本当に「超強く」なり、本人たちも驚くような成果が出てきています。石川選手の肘の破壊力もそうですが、西山選手もバウレビの記事に載せたハイキックの写真を見て「あれは俺じゃない!」と驚き、自信を深めたそうです。

 その秘訣は血液検査に基づいた体質改善や、特殊な筋力トレーニング等にあるのですが、格クリのホームページに詳しく書かれていますのでぜひご覧下さい。
 選手たちが(長所も短所も含めた)自分の違った一面を格クリで発見し、苦しみながらも強く、そして幸せになっていく姿は、まるでドキュメンタリー番組を見てるかのよう。医学知識が無くても楽しめますよ。
 特に新田明臣選手の昨年のK-1 MAX日本代表決定トーナメント準優勝までの道のりのレポートは感動的です!

追伸:
二重作先生はJ-NETの大会の日に33歳になったとのこと。おめでとうございます!
石川選手と西山選手のブログも楽しくてお薦めです。
石川直生 ナオキックの日記 http://blog.livedoor.jp/soruto_nt/
西山誠人 チャンプの日記 http://blogs.yahoo.co.jp/ore_nishiyama/

2006-01-12 15:29 この記事だけ表示
 
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